高齢者の口腔ケア

口腔ケアで口の中の細菌の数を減少させると、肺炎を防ぐことにもつながるといいます。ある研究では、要介護施設で口腔ケアを実施した結果、入所者の誤嚥性肺炎の発症率が減少したといそうです。

高齢者や体力が弱っている人は、食べ物や唾液をのみ込む力が弱くなりがちで、細菌を含む唾液や食べ物を誤って気管に入れてしまい「誤嚥性肺炎」を発症することも少なくないそうです。この誤嚥性肺炎は死亡の原因になることもあるので注意が必要となりますが、口の中をきれいな状態にしておけばリスクの減少も可能だといいます。

一方、口腔ケアでインフルエンザの発症も抑えられるという説がありますが、研究成果の数が十分ではないため、効果があるといい切れる状態ではないようです。とはいえ、身体の入口ともいえる口内の細菌数を減らすことが悪い影響を及ぼすことはないと思いますので、口内を清潔に保っておくことは大切です。

要介護者は自分の力で口腔ケアをすることが困難ですので、口の中が不衛生にになりがちです。高齢者はのみ込む機能の低下により誤嚥性肺炎のリスクが高まるほか、歯ぐきから細菌が血管内に入って敗血症を引き起こすこともあるそうです。しかし、歯科医師などの専門家でなければ、他人の歯をみがくのは結構大変なことだと思います。そこでおすすめなのが、先端が円形になっている電動歯ブラシです。このような歯ブラシであれば、方向性を気にせずにブラッシングすることが可能になり、比較的簡単にみがくことができると思います。